産後の肩こりはなぜ長引く?新発田市の整体師が伝える授乳・抱っこ姿勢との関係

産後の肩こりは、授乳や抱っこで下を向く前かがみの姿勢が一日に何度も続くことと、出産に向けて骨盤や関節をゆるめるホルモンの影響がしばらく体に残っていることが重なって起こりやすくなります。

新潟県新発田市の整体サロン REAL VOICEで施術をしている、佐々木です。この記事では、産後の肩こりがなぜ起こりやすいのか、授乳や抱っこの合間にできるセルフケア、そして整体では対応できず病院への相談を優先していただきたいサインまで、現場でお伝えしている内容をそのまま書いていきます。

産後の肩こりはなぜ起こりやすいのですか?

授乳や抱っこで前かがみになる姿勢が続くことに加えて、出産に向けて骨盤や関節をゆるめるホルモン『リラキシン』の影響が、出産後もしばらく体に残っているためです。

下を向いた前かがみの姿勢が首や肩に負担をかける仕組み自体は、スマートフォン操作で起こる「スマホ首」とも共通する部分があり、以前まとめた記事で詳しく説明しています。

首を押さえている女性

産後特有なのは、この負担に「骨盤がゆるんだまま姿勢を支えている」という土台の不安定さが重なることですね。リラキシンは出産後もしばらく体に残るため、姿勢を支える土台が安定しないまま、授乳や抱っこという同じ動作を一日に何度も繰り返すことになります。結果として、肩や首の筋肉が休む間もなく緊張し続け、肩こりとして表れやすくなるというわけですね。

加えて、慣れない育児による睡眠不足や、赤ちゃんのお世話に意識が向いて自分の姿勢まで気を配る余裕がないことも、肩こりを長引かせる要因になります。

授乳や抱っこの、どんな姿勢が肩に負担をかけていますか?

赤ちゃんを抱っこする産後のお母さん

授乳では、赤ちゃんを自分に引き寄せようとして背中を丸め、首だけを下げて覗き込む姿勢になりやすいです。この姿勢を数十分、一日に何度も繰り返すことで、首の付け根から肩にかけての筋肉が緊張したまま固まっていきます。

抱っこでは、いつも同じ側の腕や肩で抱える癖がつきやすく、左右どちらかにだけ負担が集中しがちです。抱っこ紐を使う場合も、腰ベルトを使わず肩ひもだけで支えていると、肩にかかる重さがそのまま蓄積していきます。

どちらの動作にも共通しているのは、胸が縮こまり、肩が内側に入り込む姿勢になりやすいことです。この状態が続くと呼吸も浅くなりやすく、巻き肩と同じような姿勢の崩れにつながることもあります。巻き肩について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

首から肩にかけて手を当てている女性

自宅でできるセルフケアはありますか?

赤ちゃんが眠るそばで肩をほぐす産後のお母さん

痛みが出てから伸ばすよりも、授乳や抱っこの合間にこまめに動かすほうが、こわばりが蓄積しにくくなります。

授乳中にできるケアとしては、赤ちゃんの吸着を妨げない範囲で、首をゆっくり左右に傾けたり、肩を上下に軽く動かしたりする方法があります。授乳の前後に、腕を後ろで組んで肩甲骨を寄せ、胸を開く動きを加えると、縮こまりがちな胸まわりがゆるみやすくなりますよ。

抱っこの合間には、赤ちゃんを下ろしたタイミングで両肩を大きく回す、腕を頭上に伸ばして脇腹まで伸ばす、といった動きを短時間でも挟んでみてください。強く伸ばしすぎず、痛みのない範囲で行うことが大切です。

もう少し本格的なストレッチのやり方を知りたい方は、以前まとめた記事もあわせてご覧ください。ただし産後は関節がゆるみやすい時期のため、通常よりも力を抜いて、無理のない範囲で行ってください。

寝る前にストレッチをして肩や首をほぐしている女性

整体サロン REAL VOICEでは、産後の肩こりに何をするのですか?

まず姿勢や首・肩の動きを数字で確認するところから始めます。

産後は骨盤や関節がゆるみやすい時期であることを踏まえたうえで、首や肩だけでなく、骨盤の状態や呼吸のしやすさも含めて全身のつながりから、負担が積み重なっている場所を探していきます。強く押し込んだり骨をバキバキ鳴らしたりするような施術ではなく、体への負担が少ない圧でアプローチしていきますね。育児で忙しい時期だからこそ、来店のペースや施術時間についても、体調やご都合に合わせてご相談いただけます。

整体では対応できない、病院に相談すべきサインはありますか?

はい、産後の不調には、整体でのケアが向いているものと、医療機関への相談を優先していただきたいものがあります。

気分の落ち込みが続く、何をしても涙が出る、赤ちゃんのお世話が手につかないと感じる状態が2週間以上続いている場合は、産後うつのサインの可能性があります。この場合は整体ではなく、出産された産婦人科や心療内科、お住まいの自治体の相談窓口にご相談ください。一人で抱え込まず、早めに専門家に話してみてほしいと思います。

腰や骨盤に体重をかけると激しい痛みがある、歩くこと自体がつらい、といった症状がある場合は、恥骨結合や仙腸関節など骨盤まわりの器質的な損傷が隠れていることもあります。この場合も、整体でのケアより先に整形外科や産婦人科での検査を優先してください。

そのほか、手足の強いしびれ、高熱、胸の激しい痛みや息苦しさをともなう場合も、整体ではなく医療機関にご相談ください。

私たちが施術でお手伝いできるのは、検査で重い病気が否定された、あるいは筋肉の緊張や姿勢の崩れが背景にありそうだと分かったうえでの、慢性的な肩こりについてです。産後の不調のすべてが整体で軽くなるとは限らないことは、あらかじめお伝えしておきます。

整体サロン REAL VOICEの場所と営業時間

  • 頭痛・肩こり専門整体サロン REAL VOICE(リアルボイス)
  • 住所: 新潟県新発田市諏訪町1丁目2-7(JR新発田駅から徒歩1分/諏訪神社・イクネスしばた すぐ/八角形の建物が目印)
  • 電話: 070-8377-7068
  • 駐車場: 隣に2台
  • 営業時間: 平日10:00〜21:00/土日祝10:00〜19:00(不定休・完全予約制)

よくある質問

Q. 産後どのくらいから整体を受けられますか?

A. 産婦人科の1ヶ月健診で特に問題がないと言われてから、体の状態を見ながら始める方が多い印象です。悪露が続いている、帝王切開の傷がまだ痛むといった場合は、まず担当医にご相談のうえで来店時期をご検討ください。

Q. 授乳中でも施術を受けられますか?

A. 授乳中の方にも施術は可能です。うつ伏せや仰向けの体勢がつらい、授乳のタイミングが心配、といったご事情があれば、事前にお伝えいただければ体勢や時間を調整します。

Q. 気分の落ち込みが続く場合も相談していいですか?

A. 気分の落ち込みや産後うつへの対応は、整体の範囲を超えます。2週間以上続いている場合は、産婦人科や心療内科、自治体の相談窓口へのご相談を優先してください。

Q. どのくらい通えば肩こりが軽くなりますか?

A. 姿勢のクセが定着している期間や体の状態によって異なるため、初回にお身体の状態を数字でご説明したうえで、一人ひとりに合わせてご提案しています。

Q. 肩こり以外に、産後の腰痛や骨盤まわりの張りも相談できますか?

A. ご相談いただけます。産後は肩だけでなく腰や骨盤まわりにも負担が出やすい時期なので、気になる部位があればカウンセリングの際にお聞かせください。

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